この記事では、プロパンガスが高い理由を岡山県の状況をもとに解説します。適正価格に下げる具体的な方法もご紹介します。
プロパンガスが高い理由は「自由料金制」にある
都市ガスや電気は国が料金を規制していますが、プロパンガス(LPガス)は「自由料金制」です。つまりガス会社が自由に料金を決めることができます。
これがプロパンガスの料金が高くなる最大の原因です。競争が少ないエリアでは、ガス会社が価格を下げる動機が生まれにくく、高い料金が維持されやすい構造になっています。
| 項目 | 都市ガス | プロパンガス(平均) | プロパンガス(適正) |
|---|---|---|---|
| 料金制度 | 国が規制 | 自由料金 | 自由料金 |
| 従量単価(目安) | 約230〜300円/m³ | 約800円/m³ | 約380円/m³ |
| 月額(プロパン20㎥相当) | 約13,000円 | 約17,486円 | 約10,120円 |
※プロパンガスの平均=石油情報センター 2026年8月調査(岡山県・20㎥・税込)。適正=消費者団体の目安(基本料金1,600円・従量単価380円、税抜)で計算。都市ガス=同じ熱量(44㎥)を岡山ガスの料金表(2026年11月検針分)で計算。
プロパンガスが高い5つの理由
理由1:自由料金制でガス会社が価格を自由に決められる
前述の通り、プロパンガスは自由料金制です。同じ地域・同じガス会社でも、契約した時期や事情によって、家ごとに料金が大きく違うことがあります。
理由2:一度契約すると変更しない消費者が多い
「ガス会社は変えられる」ということを知らない消費者が多く、長年にわたって同じガス会社を使い続けるケースがほとんどです。ガス会社側はこの状況を利用して、価格を下げる動機が生まれにくい構造になっています。
理由3:料金が不透明で比較しにくい
プロパンガスの料金はホームページに掲載されていないことが多く、消費者が他社と比較することが難しい状況です。「自分のガス代が高いのか安いのか」すらわからない方がほとんどです。
理由4:給湯器などの設備費用を料金に上乗せしている
新築物件などでは、ガス会社が給湯器やガスコンロを無償提供する代わりに、ガス料金を高く設定するケースがあります。これを「設備無償貸与」と言い、消費者が気づかないまま高い料金を払い続ける原因になっています。
理由5:原料価格が下がっても販売価格が下がらない
プロパンガスは輸入原料です。原料価格が上がると値上げしますが、原料価格が下がっても値下げしないガス会社が多いのが現状です。消費者が気づかないうちに、不当に高い料金を払い続けているケースが多くあります。
岡山県のプロパンガスが特に高い理由
岡山県のプロパンガス料金は、全国平均より少し高い水準です(10㎥の料金で47都道府県のうち高いほうから14番目・石油情報センター2026年8月調査)。その理由として以下が挙げられます。
- 岡山市・倉敷市などの都市部でも、都市ガスエリア外にプロパンガス物件が多い
- ガス会社を変えられること自体が、あまり知られていない
プロパンガスを安くする方法
方法1:ガス会社を変更する(最も効果的)
岡山県の平均(20㎥で17,486円・2026年8月調査)と、消費者団体が公表している適正価格の目安(20㎥で約10,100円・税込)の差は、ひと月7,000円以上です。ガス会社を見直すことで、この差を縮められる可能性があります。
方法2:現在のガス会社に値下げ交渉する
「他社に乗り換えることを検討している」と伝えるだけで、値下げに応じるガス会社もあります。ただし交渉の仕方を間違えると逆効果になることもあるため、当協会にご相談いただくことをお勧めします。
方法3:日常的な節約を心がける
- 追い焚きより足し湯を使う
- シャワーの時間を短縮する
- 給湯器の設定温度を適正に保つ
- 料理はまとめて行い、コンロの使用時間を短縮する
協会の解説ページ(岡山県プロパンガス適正価格協会 公式サイト)
まとめ
プロパンガスが高い最大の理由は「自由料金制」にあります。消費者が適正な価格を知り、積極的にガス会社を見直すことで、大幅なコスト削減が可能です。
岡山市・倉敷市にお住まいの方は、まず現在のガス代が適正かどうか診断することをお勧めします。JPRA 岡山県プロパンガス適正価格協会では、無料で料金診断・ガス会社の変更サポートを行っています。


コメント