この記事のまとめ
・ボンベ(容器)やメーターなど「供給設備」はガス会社の持ち物。ガス会社を変えると、新しい会社のものに取り替える
・家の中の配管やガス機器など「消費設備」は、ふつうはお客様の持ち物
・ただし、給湯器などがガス会社からの貸与になっていることもある
「庭のボンベは、うちのもの?」「ガス会社を変えたら、ボンベはどうなるの?」。プロパンガスの設備の持ち主は、意外と知られていません。
設備は2つに分かれる
| 区分 | 主な設備 | ふつうの持ち主 |
|---|---|---|
| 供給設備 | ボンベ(容器)、圧力を調整する器具、ガスメーター、メーターまでの配管 | ガス会社 |
| 消費設備 | メーターから先の配管、給湯器、ガスコンロ、ガスの栓 | お客様(家の持ち主) |
供給設備はガスを届けるための設備で、ガス会社が設置して管理します。消費設備はガスを使うための設備で、ふつうは家の一部です。
ガス会社を変えると、供給設備は取り替える
ガス会社を変えるときは、ボンベやメーターなどの供給設備を、新しいガス会社のものに取り替えます。家の中の配管やガス機器は、そのまま使えるのが一般的です。
切り替えの作業のあいだは、ガスが一時的に止まります。日時は新しいガス会社と相談して決めます。
注意したいのは「貸与」の設備
本来はお客様の持ち物になるはずの給湯器などが、ガス会社から貸し出されている(貸与)ことがあります。この場合、設備の代金を毎月のガス代や設備料金で払っていたり、解約するときに残りの代金を求められたりすることがあります。
2025年12月の最高裁判決:最高裁判所は2025年12月23日、戸建ての契約で「10年未満で解約したら設備(配管など)の費用を払う」とした条項を、消費者契約法により無効と判断しました(6件中5件でガス会社の敗訴が確定)。契約の内容によって扱いは変わりますが、解約の費用を求められても、すぐに払わずに相談しましょう(くわしく)。
2025年4月からは、請求書で「設備料金」が分けて示されるようになりました。設備料金が書かれていれば、何かの設備の代金を払っているということです(無償貸与とは)。
確かめ方
- 契約のときの書面で、設備の持ち主と解約時の取り決めを見る
- 検針票・請求書の「設備料金」の欄を見る
- 分からなければ、ガス会社に「給湯器は誰の名義か」を聞く
協会の解説ページ(岡山県プロパンガス適正価格協会 公式サイト)


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