この記事のまとめ
・プロパンガスには、国が決めた料金も上限もない(自由料金)
・よく使われる数字は2つ:石油情報センターの平均と消費者団体の目安
・岡山県の平均(10㎥で10,114円)と目安(同5,940円)には、約4,000円の開きがある
「プロパンガスの適正価格はいくら?」。ネットで調べると、いろいろな数字が出てきます。どれを信じればいいのか、迷う方も多いはずです。
結論からいうと、プロパンガスには国が決めた「正しい料金」はありません。会社ごとに自由に料金を決める仕組みだからです。そのうえで、よく使われる数字が2つあります。
数字その1:石油情報センターの「平均」
国の委託を受けた石油情報センターが、2か月ごとに都道府県別の小売価格を調べて公表しています。実際に払われている料金の平均です。
| ひと月の使用量 | 岡山県の平均 |
|---|---|
| 基本料金 | 2,090円 |
| 10㎥ | 10,114円 |
| 20㎥ | 17,486円 |
出典:石油情報センター「一般小売価格 LP(プロパン)ガス 確報」2026年8月調査(税込・基本料金を含む)
数字その2:消費者団体の「適正価格の目安」
消費者団体が公表している目安で、基本料金1,600円・従量単価380円(いずれも税抜)です。10㎥使った月なら、税込で5,940円になります。
平均が「みんながいくら払っているか」なのに対して、目安は「このくらいなら払いすぎではない」という考え方の数字です。
なぜ、これほど開きがあるのか
同じ岡山県の10㎥でも、平均(10,114円)と目安(5,940円)の差は約4,000円。理由はいくつかあります。
- 契約を見直していない家庭が多い:何年も前の契約のまま、少しずつ値上がりしている
- 設備の代金が含まれている:給湯器などの代金をガス代で回収している(無償貸与とは)
- 配送や保安の費用:ボンベの配送距離や会社の規模によっても、かかる費用は違う
お宅の料金はどこにいる?
検針票の従量単価(税込)を、次のように見てみてください。
| 従量単価(税込) | 見かた |
|---|---|
| 418円以下 | 目安の範囲 |
| 419〜600円 | やや高め |
| 601〜800円 | 高め(岡山県の平均に近い) |
| 801円以上 | 平均より高い |
418円=目安の380円(税抜)に消費税を加えた額。800円=岡山県の平均から基本料金を除いて1㎥あたりにならした額(2026年8月調査)。
「平均だから大丈夫」とは限りません。平均そのものが、目安より高いところにあるからです。
協会の解説ページ(岡山県プロパンガス適正価格協会 公式サイト)


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